パソコンが起動しない時の原因と対処法

設定・トラブル解決
記事内に広告が含まれています。

昨日まで普通に使えていたパソコンが起動しなくなった、さっきまで問題なく使えていたのに突然なんの反応もしなくなった、というトラブルに遭遇してしまいどうしたらいいかわからないという方も多いのでは無いでしょうか。

僕自身、昨日までは普通に使えていたのに急にパソコンが起動しなくなって慌ててしまった経験が何度かあります。

しかしパソコンが起動しないからといって慌ててはいけません。
どうして故障したのか原因を見極めて、確実な対処をすることが重要です。

パソコンが起動しないのはどういう状態?

この記事で解説するパソコンが起動しない状態とは、電源ボタンを押してもパソコン内部のパーツが動いている音がしない、もしくは画面に何も表示されない状態のことを指します。

パソコンが正常に起動しない原因として

・マザーボードの故障
・電源ユニットの故障
・SSD、HDDなどの故障
・ケーブル類の配線ミス
・その他パーツ類の不具合

といった原因が考えられます。
さまざまな原因が考えられるため、パソコンが起動しない場合は原因を切り分けて適切な対処をしなければなりません。

パソコンが起動しないときにまず試すこと

パソコンが起動しないとき、以下の項目を試してみてください。

ここで紹介する項目を試してもパソコンが起動しない場合、深刻な故障の場合があります。無理に自分で修理しようとせずに専門の業者に修理を依頼することをおすすめします。

電源コードの接続を確認する

電源コードがしっかり接続されているかを確認してください。電源コードが正しく接続されていないことが原因で、パソコンが起動しないことがあります。
また、電源ユニット自体にON・OFFのスイッチが付いている可能性があります。ONになっていることを確認してください

見た目は問題なくても、内部で断線が起きている可能性もあります。
電源コードをしっかり接続していても電源が入らない場合は新しい電源コードに変えてみましょう。

ディスプレイ画面の接続を確認する

ディスプレイの電源が入っていないだけで、パソコンが起動しないと勘違いしてしまうこともあります。ディスプレイの電源はオンになっているか、パソコンと正しく接続されているか確認しましょう。

放熱する

長時間の使用や、高負荷な使用などが理由でパソコンが異常に熱くなっている場合は、放熱することでパソコンの電源が入る場合があります。

放熱の手順

①パソコンの電源が切れている状態で、電源コードや周辺機器を取り外す
 (ノートパソコンの場合はバッテリーを取り外す)
②1時間程度、操作せずに放置する
③1時間程度放置したら電源コードを接続して電源を入れ直す

放電する

帯電などが原因でパソコンが起動しない場合は放電することで、電源が入るようになる可能性があります。

放電の手順

①パソコンの電源が切れている状態で、電源コードや周辺機器を取り外す
 (ノートパソコンの場合はバッテリーを取り外す)
②電源ボタンを数回押す
③そのままの状態で1時間以上放置する
④1時間以上放置したら電源コードを接続して電源を入れ直す

パソコンが起動しない時の対処法

パソコンが起動しない時の対処法について解説していきます。

全く動かない場合

電源系統の異常の可能性が高く、パーツに電力が供給されていない等の原因が考えられます。

電源コードの変形や断線が原因の場合は、電源コードの交換で改善する可能性があります。
電源コードに異常がない場合は、パソコン内部の配線に異常がある可能性が考えられます。

電源ケーブルの確認、パソコン内部の配線の見直し、パーツ類は問題なく取り付けられているかを確かめてください。

電源ランプはつくけど画面が映らない場合

パソコン内部でファンが動く音がしたり、LEDが光ったりしているけど画面に映像が映らない場合、ディスプレイやビデオカードに問題がある可能性が高いです。

ディスプレイとパソコンは正しく接続されているか、ディスプレイの電源コードはだたしく接続されているか、電源は入っているかを確認しましょう。
ビデオカードの接続や配線に問題があるかもしれません。

電源は入るがWindowsが起動しない場合

パソコンの電源は入るのものの、デスクトップ画面までたどり着けなかった、エラーメッセージか表示されたという場合は、HDDやSSDに問題があると考えられます。

エラーメッセージが表示される場合には、そのメッセージを検索することで解決策が出てくることがあります。

HDD、SSDの故障が原因の場合、大切なデータを失うことになるかもしれません。慎重な対処が必要になります。

ファンは動くけど電源が落ちる等、動作が不安定な場合

動作が不安定な場合、様々な原因が考えられます。
・電源ユニットの劣化による電力の供給が不安定な状態
・パソコンパーツの異常により動作が不安定になる
・パソコン内部のホコリなどによる影響
・高温多湿な場所での作業

パソコンを使う環境の改善や、パソコン内部の清掃で改善する可能性があります。
パーツの以上の場合パーツ交換が必要になる可能性もあります。
自分でパーツ交換をする知識がない方は専門店に依頼することをおすすめします。

ビープ音が聞こえる場合

パソコンの電源ボタンを押した直後にパソコンの内部で動作音が聞こえたりファンが回転したりしているのに画面が表示されず「ピーッ、ピーッ」と音が鳴る場合があります。この音のことを「ビープ音」といいます。

ビープ音はWindowsを読み込めない理由を音で教えてくれる機能です。
ビープ音の鳴る回数やパターンによってどのパーツに問題があるのかを知ることができます。
ビープ音の鳴る回数によるエラーの内容はメーカーや、マザーボードによって異なるため、メーカーの製品ページを確認しましょう。

電源を押すと異音や異臭がする場合

パソコンから異音がする場合、パソコン内のケーブルがファンに干渉していたりHDDに異常がある可能性があります。

また、異臭がする場合パソコン内部でショートを起こしている可能性があります。

すぐに電源を落として電源ケーブルを抜いてください。

まとめ

パソコンが起動しない原因と対処法について紹介してきました。
パソコンが起動しなくなる原因はさまざまな可能性が考えられます。
電源コードの差し直しなどであれば簡単に復旧することができますが、パーツの故障などが原因の場合知識がいないと対処するのは難しいかもしれません。
無理して自分で直そうとせず、パソコン専門店や修理業者に依頼するようにしましょう。
また、日ごろからデータのバックアップを取っておくようにしておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました