MacBook Airのバッテリー交換をしたら正常に起動しなくなった話

Macが起動しなくなった時の対処法 設定・トラブル解決
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中古で購入したMacBook Air(2020)IntelCPU搭載モデルの調子が悪くバッテリーを交換したらまともに動かなくなったお話とその対処法を紹介します。

同じような症状で困っている方の力になればと思います。

MacBookのバッテリーを交換した経緯

まずはMacBookのバッテリーを交換した経緯から。
購入してから動作確認をして1週間触っていなかったのですが、その間充電していなかったのでバッテリーが0になっていました。

充電器に繋げると通電はするものの充電されずずっと1%のまま、バッテリーの情報を確認すると
・完全充電時の容量:0
・バッテリーの状態(%):1
とおかしな状態に……。

冬の寒さの影響でバッテリーがおかしくなっている可能性も考えられたので温めてから充電するも充電されずの状態なので、Amazonで互換バッテリーを購入。
バッテリー交換に至ったわけです。

バッテリー交換後、起動せず…

バッテリーを交換する前は、充電はされないものの正常に起動、動作は確認できていました。

しかし、バッテリーを交換してからは電源ボタンを押してリンゴマークがでるもののそこから一向に進まず、丸一日放置しても起動しませんでした。

バッテリーは新品なので不具合を疑うわけもなく、SSDの故障やOSのトラブルで起動できないのかなくらいに考えていましたが起動できないため確認することができませんでした。

なんとか起動するためにネットに出てくる情報を試しました。

MacBook起動のために試したこと

MacBookを起動させるために試したことを紹介します。

SMCクリア・NVRAM(PRAM)クリア

Macの不具合について調べると必ずと言っていいくらい出てくるのがSMCクリアとNVRAM(PRAM)クリア。

SMCは、System Management Controller(システム管理コントローラー)の頭文字。
要するに電源関連のシステムを管理している機能のことでそれをリセットすることでトラブルの改善に繋げる手段のことです。

やり方は以下の通り

T2 チップを搭載したノートブックコンピュータ

SMC をリセットする前に、以下の手順を実行してください。

  1. 可能な場合は、Mac をシステム終了します。
  2. 電源ボタンを 10 秒間長押ししてから、指を放します。
    • どの Mac にも電源ボタンがあります。Touch ID 搭載のノートブックコンピュータでは、Touch ID を長押ししてください。
  3. 数秒待ってから、電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。

問題が解決しない場合は、SMC をリセットしてください。

  1. Mac をシステム終了します。
  2. 内蔵キーボードで、以下のキーをすべて長押しします。場合によっては、Mac の電源が入ります。
    • 「control」キー (キーボードの左側)
    • 「option (alt)」キー (キーボードの左側)
    • 「shift」キー (キーボードの右側)
  3. 上記 3 つのすべてのキーを 7 秒間押し続け、電源ボタンも長押しします。Mac の電源が入っている場合は、キーを押し続けている間に電源が切れます。
  4. 4 つすべてのキーをさらに 7 秒押し続けてから、指を放します。
  5. 数秒待ってから、電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。

Apple シリコンまたは T2 チップを搭載した Mac をお使いでない場合

Apple シリコンも Apple T2 セキュリティチップも搭載していない旧型のコンピュータでは、以下の手順を実行してください。

  1. Mac をシステム終了します。
  2. 内蔵キーボードで、以下のキーをすべて長押しします。
    • 「shift」キー (キーボードの左側)
    • 「control」キー (キーボードの左側)
    • 「option (alt)」キー (キーボードの左側)
  3. 上記 3 つのすべてのキーを押し続けている間に、電源ボタンも長押しします。
  4. 4 つすべてのキーを 10 秒押し続けます。
  5. すべてのキーから指を放し、電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。

つづいてNVRAMについてです。
NVRAM (または PRAM) は、Mac がすばやくアクセスできるように所定の設定情報 (音量、ディスプレイの解像度、起動ディスクの選択、時間帯など) を記憶しておく小容量のメモリのこと。

リセット方法は以下の通り

NVRAM のリセット方法

  1. Mac をシステム終了します。
  2. Mac の電源を入れ、すぐに「option」「command」「P」「R」の 4 つのキーを長押しします。
  3. 20 秒ほど押し続けてからキーを放します。その間、Mac は再起動しているように見えます。たとえば、起動音が複数回鳴ったり、Apple ロゴが複数回表示されたりします。
  4. Mac の起動が終わったら、必要に応じて、リセットされたシステム設定を調整してください。

ちょっとした不具合なんかだったらこの2つを試すことで改善されることが多いようです。

今回の僕の場合これでは改善されませんでした。(リンゴマークでフリーズのまま)

セーフブート

次に試したのがセーフブート。
セーフブートとは、Mac の起動時に特定のソフトウェアが読み込まずに起動すること。たとえば、ログイン項目、macOS で必要とされないシステム機能拡張、macOS でインストールされたものではないフォントなどが該当します。
また、起動ディスクの基本的なチェックも実行されます。これは、ディスクユーティリティの First Aid 機能で実行される総合的なチェックと似たチェック作業です。

やり方は以下の通り

Apple シリコン搭載の Mac をお使いの場合

  1. Mac をシステム終了します。
  2. Mac の電源ボタンを長押しします。電源ボタンを押し続けると、Mac の電源が入り、起動オプションが読み込まれます。「オプション」と表示されたら、電源ボタンから指を放してください。
  3. 起動ディスクを選択します。名前は変更していない限りは「Macintosh HD」です。
  4. 「shift」キーを押しながら、起動ディスクの下に表示されている「セーフモードで続ける」をクリックします。
  5. Mac にログインします。もう一度ログインするように求められる場合があります。

Intel 搭載の Mac をお使いの場合

  1. Mac の電源を入れるか再起動した直後に「shift」キーを押し、Mac が起動している間押し続けます。
  2. ログインウインドウが表示されたらキーを放し、Mac にログインします。
  3. もう一度ログインするように求められる場合があります。1 つ目または 2 つ目のログインウインドウの右上隅に「セーフブート」と表示されるはずです。セーフモードで起動できない場合は、Mac でファームウェアパスワードが使用されていないことを確認してください。

セーフブートで起動できた場合は、OSのアップデートや再インストールをすることで不具合を解決できるようなのですが

これもダメ。

OS再インストール

OSに不具合が起きているのかなくらいに思ったのでOSの再インストールを試みました。

やり方はいくつかあります。

  1. 電源ボタンを押して放し、Mac の電源を入れます。
  2. 電源ボタンを放したらすぐに、以下のキーコンビネーションのいずれかを長押しします。
    • Command + R:起動時にこの 2 つのキーを長押しすると、macOS 復旧では直近でインストールされた macOS の最新バージョンが提供されます。
    • Option + Command + R:起動時にこの 3 つのキーを長押しすると、macOS 復旧ではお使いの Mac に対応する最新の macOS が提供されます。
    • Shift + Option + Command + R:起動時にこの 4 つのキーを長押しすると、macOS 復旧では、Mac に当初搭載されていた macOS か、それにいちばん近い現在も提供されているバージョンが提供されます。
  3. Apple ロゴや回転する地球儀が表示されるまで、キーを押したままにします。
  4. Wi-Fi ネットワークを選択するか、ネットワークケーブルを接続するよう案内される場合があります。Wi-Fi ネットワークを選択するには、画面の右上隅にある Wi-Fi メニュー  を使います。
  5. ユーザの選択画面が表示されたら、パスワードがわかっているユーザを選択します。「次へ」をクリックし、そのユーザの管理者パスワードを入力します。これは、Mac へのログインに使用するパスワードです。

ちなみにこの方法では地球儀を表示するとこまではできましたが、ネットワークに繋ごうとしてもつながらず、OSを再インストールすることもできませんでした。

正直ここまでくるともうお手上げ状態です。

元々のバッテリーに戻してみる

前項で紹介した方法を試すも改善されず頭を抱えていましたが、バッテリーを交換する前は充電されないもののとりあえず起動はできていたので、元々のバッテリーに戻してみることにしました。

すると普通に起動するんですよね…。こうなるともう互換バッテリーに異常があるとしか思えないわけです。

しかも、何時間充電ケーブルを繋げても充電されなかったのにバッテリーを戻したら普通に充電されてるんですよね。
ほんと勘弁してくれよって感じです。

互換バッテリーは速攻返品しました。

互換バッテリーだと個体差が激しい

ネットのレビューなんかをみていても、個体差によっては正常に使えるという人もいれば、すぐに使えなくなった人、僕のように起動すらしないという人もいました。

やはり互換バッテリーだと、あたりハズレがあるようですね。
購入する際は注意が必要です。

まとめ

Macの調子が悪い時は、SMCクリア・NVRAMクリアを試す。
それでも起動しなければセーフブートやOSの再インストールを検討する。
互換バッテリーの購入をする際はまともに起動しないことも覚悟しておく。

バッテリー交換を自分で行うとAppleサポートを受けられなくなるようですし
自己責任で行ってください。

多少修理費用が高くてもAppleで修理してもらうのが一番いいかもしれません。

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